2-ノアAZR65系ハイマウントテールランプのLED修理
先日、ディーラーにマイカー(ノアAZR65)を6ヶ月点検に出しました。
6ヶ月点検をほとんど無意味と感じてる私ですが、「どうせ何も異常無いだろ」と思っていたら、整備士さんから「テールランプのLEDが1つ球切れしているので見積もりです」って言われて金額を見ると、合計13000円!しかも、部品取り寄せの準備まで話を進めようとしていました。
→テールランプは、車の後ろで真ん中に付いている赤色ランプです。最近は、このランプを取り付けるよう義務化?しているみたいです。出始めは、電球でしたが、最近は、LEDが主流です。
整備士さん曰く、直さないと車検はNG、警察から指摘される可能性もあるって話でした。
LEDの球切れと言えば、過電流か長時間点灯による老朽化?が頭をよぎりましたが、LED単品の価格がわかる私にとっては、13000円はありえない話。そこで、整備士さんには検討しますって回答しました。
ちなみに、こんな感じで9個のLEDのうち右から4番目のLED1個が球切れ・・。
帰宅し、早速分解をはじめることにしました。
①トランクを開けて、カバーを取る。
カバーは、手で強めにスライドさせるように。
コネクタを外します。ツメを壊さないように力一杯?下げるのがポイント。
ネジは、左右2ヶ所です。ネジが取れると本体が落ちるので注意!
テールランプが外れた様子
②はずしたテールランプです。メーカーは、バルブで有名なkoitoでした。
回路は、逆流防止ダイオードがあり、その後、抵抗が39Ω+19.5Ω(39Ωの並列)、その先に3個並列LED構成が3個直列につながる簡単な仕組みです。
途中でLEDが1個切れても他のLEDが消えることはありませんが、残り2個のLEDに電流が多く流れるため負荷がかかり破損する可能性があります。
LEDの発光側に光を拡散するレンズが付いています。レンズは、ツメ2ヶ所で固定されており手で簡単に外れます。
③点灯しないLEDを確認
点灯しないLEDは、半田付けに問題無かったので接触不良ではありません。
過電流が流れた際に見られるコゲもありません。
あくまでも予想ですが、経年劣化による樹脂(プラスチック?)自体の破損に見えます。
④今回、代替で用意したfluxLED(62円)
札幌の電子部品屋さんで購入しました。
<参考>
下記商品は、順方向電流IFが30mAなので適切な部品ではありませんが、あくまでイメージとして参照ください。(基盤では、12Vで30mA、13.8Vで40mA流れますので実際購入する際はIFが50mA以上の商品が良いかと・・・)
⑤不良LEDをニッパーで切り取り
⑥新品LEDと不良LEDの写真
⑦極性に注意し、新品LEDをハンダ付けする。
LEDの発光方向あるレンズとの位置関係に注意!
⑧点灯確認
⑨ノアに取り付けて点灯確認
修理箇所(右から4番目)は、気持ち?暗いように感じますが、かなり気にして見ないとわからないレベルです。
赤色で切れ目なく点灯しているので、無事に修理完了!
めでたしめでたし。