1-アンパンマン はじめてデジカメ2 を改造！
はじめまして！
北海道在住、電子工作愛好家です。
このブログでは、私が出会った電子機器について、皆さまに紹介したいと思います。
先日、ハードオフ系列であるホビーオフのジャンクコーナーにて目にとまった品物、
「アンパンマンはじめてデジカメ2」840円です。
液晶画面付き、カメラは外側と内側に向きを変更できますので自撮りも可能です。
液晶画面で撮影プレビューできますが、
本体中央に空いた穴から覗きこむと、
概ね、その枠内が撮影できる、子供に優しい作りです。
ちなみに、ネットショップでは7000〜9000円程度の販売価格のようです。
デジカメであることは確認できたので即購入し、早速、家で単3充電池を2本入れてみました！
①アンパンマンの声と共に起動！いいねー！
②「ひらがな」だけの画面、まさに子供向け
③起動直後の撮影プレビュー画面で既に電池残量半分？？
充電したてなんですが・・・
⚠️この商品はアルカリ電池専用です。
④電池残量を気にせず数枚撮影すると、さらに電池残留が・・・
画素数は、30万画素くらいでしょうか？
⑤そして、まもなく「でんちがないよ」、撮影不能に！？
いくらアルカリ電池専用とはいえ、充電したての電池でこの状況は、ジャンクが故の不良品？と思い、ネットで調べてみると、電池の持ちの悪さに悩むお父さん・お母さんのクチコミが。どうやら、この商品の仕様？のようです。
そこで、電池ボックスの隙間にテスターを当てて、この商品の消費電力を調べてみることに。
<測定結果>
電圧2.7V×消費電流230mA＝0.62W
計算上、単3充電池でも軽く8時間は使用できるはず？
ということは、電池残量があるにもかかわらず、電池切れメッセージを出している可能性が。
(あくまでも予想ですが、本来は、リチウムイオンバッテリー3.6Vの仕様？)
以下の改造記事については自己責任でお願いいたします。
対策として、100円ショップで発売されている単4ニッケル水素電池を3本直列(最大4.2V)に接続し、整流ダイオードで0.5V程度の電圧を落とすことにしました。
①まずは分解。数本のネジを精密ドライバーで外します。
②単4ニッケル水素が3本入るスペースを確認。
③USBから充電できるようケーブルとコネクタ、発光ダイオード(LED)を準備。
④カメラ本体に穴を開けてコネクタと通電LEDを取り付ける。
⑤全体の配線を行う。
⑥充電電流を確認、電池が満充電のため微弱。
今回は、USBからダイオードしか使わず充電しているが、多少の抵抗を入れた方が良いかも。
以上で無事に改造完了です。
USBからの充電では、初期で340mA、その後、微弱な電流20mA前後になりますので、USBを外し忘れても充電しすぎもないと思われます。
(逆に言うと充電に時間がかかる)
充電している様子
この状態で使用すると、たくさん撮影しても電池が減るまで相当時間がかかり、満足行くまで撮影を楽しむことができます！
めでたしめでたし・・・。
