4-AF24ジョルノのスピードメーターケーブル交換
先日、ホンダの原付スクーター「ジョルノ」AF24を職場の先輩から譲っていただきました。
このスクーターは、1997年に発売されており、20年越えですが外観の痛みは少ない状況です。
パッと見でわかる問題点は前輪の劣化とスピードメーターが動作しないことです。
他にも20年間メンテナンスされてない部分がありそうですが、今回はスピードメーターの修理を行います。
①動かないスピードメーター
考えられる原因としては、スピードメーターケーブル・スピードメーター自体・ホイール部分のスピードメーター用ギア、いずれかの破損です。
大半は、ケーブルが切れており、その交換で修理完了となりますが、スピードメーター自体が破損している場合は、中古品などで交換、スピードメーター用ギアが破損している場合は、中古ホイールで交換するか、中をバラす必要がありめんどくさそうです。
部品を注文する前に、軽く解体してケーブルがクルクル回るか事前に確認するのが好ましいと思われます。
私は事前確認が面倒だったので、ギャンブル的に純正のスピードメーターケーブルを注文しました。
※ホンダ純正は、44830-GAM-690です。ヤフオクにて購入。アマゾンでは見当たらず(>人<;)同等品もあるようです。
※2018.10追記
アマゾンで取り扱い追加
②ホイールにあるビス1本を外すとスピードメーターケーブルを取り出せます。
スピードメーターケーブルは、ホイール付近での断線が多いように思います。
今回もホイール付近でケーブルの破損が確認できました。
③全面パネルを外します。ネジ3本で固定されています。
④ヘッドライトを外すため、ヘッドライト真下にあるネジを取ります。
ヘッドライトを囲う枠を外します。上側にツメがあります。
ヘッドライトは、車体を正面から見ると、左側にO型、右側に逆U型の溝があり、そこにライトから伸びる棒状のもので固定されています。
<左側〜O型>
<右側〜逆U型>
ライトを手で持ち、右側を下にスライドさせ、左側に刺さっている棒を引き抜く感じとなります。
無理やり手前に引っ張ると破損するので注意が必要です。
⑤スピードメーター付近のカバーを少し浮かせるため、左右のネジ2本ずつ外します。
ウインカー付近にツメがありますので、割らないように外し、少しだけ上側カバーを少しだけ引き上げて作業空間を広くします。
⑥ケーブルの取り回しを確認しておき、同じルートで新しいケーブルを取り付けます。
取り回しを誤ると他のケーブル類に影響が出る可能性がありますので注意が必要です。事前にスマホ等でルートを撮影しておくと安心です。
⑦スピードメーターケーブルは、スピードメーター自体にネジで固定されているのでラジオペンチ等で外し、古いケーブルを外します。
作業空間が狭いですが、じっくり作業します。
⑧同じ取り回しで新しいケーブルを取り付けます。狭い場所ばかりです...。
ケーブルを痛めないよう注意します。今回は、先にホイールへケーブルを取り付け、その後、タイヤ側からスピードメーター自体に向かってケーブルを取り回しました。
スピードメーターケーブルとホイール側を接続する際は、切り欠きが合うように差し込み、ネジで固定します。
⑨スピードメーター自体にケーブルを固定します。
両手の人差し指をヘッドライトの外した場所から突っ込みまわします。締め上げは、ラジオペンチにて。キツく締めすぎないように!ただし、緩いと走行振動で外れます(>人<;)
⑩タイヤを手で回して動作確認を行い、メーターが動けば完成!