8-AF27Dioのベルトとウェイトローラー交換
ジョルノに引き続き、AF27Dio(ディオ)のベルト交換とウェイトローラー交換を行いました。
基本的な作業は、AF24ジョルノと同じですが、プーリーに付いていたカバーがクセものでしたので記録しておこうと思います。
①クラッチ側のカバーを外します。
エアクリーナーのカバーが邪魔なので、これも外します。
②ドライブフェイス側のカバーを外します。
※こいつも車体と固着しています。ゴムハンマーで優しくコンコンしたり、カバー上下にある出っ張り部分に釘抜きとかを車体奥側に引っ掛けて手前方向に優しくコンコンすると多少は外れやすくなります。強く叩くと割れますのでご注意を!
③クラッチを固定しているナットを反時計回りに回して外します。
④ドライブフェイスとプーリーを固定しているナットを反時計回りに回して外します。
⑤カバーの内部を清掃します。
※上記①から⑤は、AF24ジョルノのベルト交換作業と同じです。詳細は、そちらの記事を参照ください。
⑥プーリーを分解します。
このスクーターは、プーリーのランププレートの上にカバーが付いています。
カバーは、7mm六角ボルト3本で固定されていますが、ボルト周りのスペースが狭く、普通の(100円ショップにあるような安いやつ?)ソケットレンチが入りません!もちろん、スパナも入りません。(>人<;)
※上写真の左下にあるボルトがクセもの!
というわけで近所のホームセンターで急遽購入する流れに(T_T)
KTCというメーカーの7mmソケットレンチ(800円くらい)がバッチリハマりました。店員さんいわく、バイク向け工具を作ってるメーカーだそうです。作業の際はご注意ください。
KTC(ケーテーシー) 9.5mm (3/8インチ) ディープソケット (六角) 7mm B3L07
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⑨内部を清掃して、新品のウェイトローラーを組み込みます。
⑩ベルト交換(AF24ジョルノと同じもの)を行い、ドライブフェイス側(ネジ径12mm)6kgf/mで時計回りに締め付け、クラッチ側4kgf/mで時計回りに締め付けてカバーを戻し作業完了です!
※ドライブフェイス側のナットは、ネジ径が10mmの場合、3.8kgf/mのようです。
7-AF24ジョルノの点火プラグ交換
いろいろとメンテナンスした原付スクーターのジョルノですが、メンテナンス基本項目の1つである点火プラグを交換します。
点火プラグの交換は、5000kmに1回が基準のようですが、私は毎年春に交換しています。
点火プラグの先端の焼け具合でエンジンの調子もわかるようで、薄茶色が良好、白色が高温すぎ、黒色が不完全燃焼?またはカブリがあるようです。
①新品の点火プラグBR6HSA 398円
NGK ( エヌジーケー ) 一般プラグ (ネジ形/ターミナルなし)1本 【4296】 BR6HSA
- 出版社/メーカー: 日本特殊陶業(NGK)
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②シートを外します。
ボルト8本を外し、エンジンオイルのフタを一時的に取るとシートが外せます。
③エンジンの真ん中にプラグコードが見えるので垂直に引き上げる。
④プラグレンチを差し込み、反時計回りに回すと点火プラグが取れる。
※エンジン内にゴミが落ちないよう注意します。
エーモン 二輪車用プラグレンチ 16・18・21mm 全長70mm P601
⑤新品プラグとの比較
左側が新品、右側が取り外したプラグ。
こげ茶色に焼けていて良好。
⑥新品プラグの取り付け
手で回せるとこまで時計回りに回して取り付けます。最初からプラグレンチを使うとナナメに入ったりし、エンジン側のネジ山を壊す可能性がありますので締め付け時だけプラグレンチを使用します。
⑦2/3から1/3回転程度プラグレンチで締め付ける。締め付けすぎるとネジ山が破損します!
⑧プラグコードをしっかりハメる。
⑨シートを戻して作業完了!
駐輪場なんかでバイクを倒され、プラグがカブるとエンジンがかからなくなる場合があります。メットインにプラスドライバー、プラグレンチ、プラグ、ソケットドライバーを積んでおくと、その場で交換できるので有事の際も安心です。これにプラスして、私は瞬間タイヤパンク修理材も積んでいます。タイヤのパンクもいつ遭遇するかわかりません!
Holts(ホルツ) パンク修理剤 タイヤウェルド (ミニバイク・自転車兼用) MH701 [HTRC2.1]
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6-AF24ジョルノのベルト交換・プーリー交換
スピードメーターケーブル交換、エアクリーナー交換と作業を進めた原付スクータージョルノAF24ですが、次は駆動系をメンテナンスします。
作業内容としては、Vベルト交換、プーリー交換、ウェイトローラー交換、カバー内全体の清掃です。
作業前に556等でネジにスプレーしておいた方が良いかもしれません。
キックペダルを外す際にボルトが折れてしまいました。しかも、事後で判明したのが実はキックペダルを外す必要が無かったという痛い展開でした。orz
なお、これから紹介する作業を行う場合、全て自己責任でお願いいたします。所詮、私は素人です。以下の作業内容に誤りがあるかもしれません。また、締め付けトルクを誤ると、他の部品を破損させ、修理が高額になるリスクがあります。当然、ボルトが折れてもややこしい話になります!ボルトを緩めるのは、ワコーズの「ラスペネ」(1200円〜)っていうスプレーが人気のようです。
ワコーズ RP-C ラスぺネ 業務用 業務用浸透潤滑剤 A121 350ml A121 [HTRC3]
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ちなみに、近所のホームセンターでは「ネジ神様」(3600円!)ってスプレーを勧められました。呉工業では部品を冷却して潤滑剤を浸透させる物もあり。
1 駆動系のカバーを外します。
赤丸:カバーを固定しているボルト
青丸:クラッチ側のカバーを取る際、邪魔になるエアクリーナーのボルト
緑丸:外さなくても良いボルト
※クラッチ側のカバーを固定しているボルトは、長さの違うものがあるので、どこのボルトかメモすると良いです。
このスクーターは、プーリーカバーとクラッチカバーに分かれています。
AF27のDIO(ディオ)も似たような構造ではないかと思われます。(参考:92年以前と93年以降で多少違いがあるようでプーリーを固定する締め付けトルクもネジ径10mmで3.8kgf/m、ネジ径12mmで6kgf/mのようです。なお、クラッチ側は、ネジ径10mmで4kgf/m)
まずは、クラッチ側のカバーを外します。
ネジ5本で固定されています。
ゴムのパッキンが付いているので痛めないように外します。ゴムの劣化を遅らせるため、呉工業のラバープロテクトをスプレーしておきました。
KURE(呉工業) ラバープロテクタント (300ml) ゴム製パーツ保護剤 [ 品番 ] 1036 [HTRC2.1]
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2 引き続き、プーリー側のカバーを外します。
こちらもネジ5本で固定されていますが、カバーが車体と固着しています。ゴムハンマーで軽く叩いて取るという記事をネットでよく見ますが、今回は、それだけでは全く外れず、非常に作業が難航しました。作業中にカバーをよく見ると、上側の右に引っ掛けを見つけ、そこに釘抜きをあてがい、軽く叩くと簡単に外れました。なお、このカバーは、強く叩きすぎると割れますのでご注意を!
3 クラッチアウター(クラッチを包んでいる5つ穴があるやつ)を専用工具で固定します。
クラッチを固定している14mmナットをメガネレンチで外します。
回す方向は、反時計回りです。回すには、多少の力が必要です。
バイクパーツセンター ユニバーサルホルダー Moto Tools 汎用 975003
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※専用工具のユニバーサルホルダー、タイミングが良いと1000円程度。普段は、2000〜3000円f^_^;スズキのスクーターにも使用可。
4 ドライブフェイスを専用工具で固定し、プーリーを固定している17mmナットをメガネレンチで外します。
回す方向は、反時計回りです。回すには、やや強い力が必要です。
※専用工具(ホンダ系ドライブフェイスプーリーホルダー特売1500円)を写真とは逆向きの方にハメた方が良かったかもしれません。なお、この工具を自作する人も多いようです。
スズキのスクーターでは、プーリーロックレンチが必要な場面となります。
<参考>
キタコ(KITACO) プーリーロックレンチ セピア系/レッツ系/ZZ/チョイノリ/アドレス110等 スズキスクーター用 674-0500970
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上記3・4の作業はインパクトレンチ?があると一発で外せるようです。
5 プーリーとクラッチ、ベルトを引き抜きます。
6 クラッチのメンテナンスを行います。
クラッチアウター(カバーみたいやつ)をブレーキクリーナーで軽く清掃します。今回は、クラッチを分解しませんが、中に強力なバネが入っているようなので、作業は、かなり注意する必要があるようです。
7 プーリー側(エンジン側)は、一番手前から、ナット、ワッシャー、ドライブフェイス、プーリーという順番に並んでいます。※真ん中にプーリーボス(筒みたいやつ)があります。
今回は、プーリーとウェイトローラーも新品に交換しますので、ドライブフェイスを取り出し、プーリー全体を引き抜き入れ替えます。この際、セルモーターギアも邪魔&清掃のため外します。
<セルモーターギアはケース内の左端に 軽く清掃>
<ドライブフェイスは手で簡単に取れる>
<ウェイトローラーが摩耗している、中はサビもあり>
<購入したプーリー 純正サイズ同等 約2000円>
こちらはヤフオクにて購入したため、下記リンクのアマゾンでは参考としてご確認ください。
※ランププレート、スライドピース、プーリーボスが付属していたがライブディオZX用でした。付属プーリーボスは、長さ約36mm、外径約20mm、内径約14mmでした。また、ウェイトローラーも付属していたが8g×6個以外、詳細不明のためNTBの商品を使用した。
なお、ランププレート(ヒトデみたいやつ)とスライドピース(ランププレートにハメる黒い部品3つ)、プーリーボスは、新品を購入していませんので古いものを使い回しています。
8 ウェイトローラーは、薄くグリス(ホームセンターで売っていた呉工業のもの)を塗り、プーリーに入れます。
今回は、NTBの商品で11gが6個入りの物を購入しました。
<新品ウェイトローラー 約1000円>
純正と同じ重さです。この商品は、取り付け方向が自由なタイプです。ウェイトローラーの側面を見たときに両方共ゴムが被っていれば取り付け方向自由、片面が金属露出の場合は、取り付け方向が決まっていますので説明書をよく確認の上、プーリーの回転方向に注意して組み込みます。
ウェイトローラーは、重くなると加速が悪いが最高速度が伸びて(このスクーターはこちら)、軽くなると加速が良いが最高速度が落ちるようです。個人的には、普通に乗るなら純正の重さで良いと思います。
<新品プーリーにローラーを配置、グリスも高級品980円を使用した>
KURE(呉工業) シリコングリースメイト ペースト (50g) グリース [ 品番 ] 1067 [HTRC2.1]
- 出版社/メーカー: KURE(呉工業)
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なお、ウェイトローラーにグリスをつけすぎると回転でグリスが飛び散り、駆動に関する他の部品に影響を及ぼしますので注意ください。ネット上では、ウェイトローラーにグリスを付けないという考えもあるようです。
9 プーリーの表面は、油脂厳禁ですのでブレーキクリーナーで清掃しておきます。ドライブフェイスの汚れもブレーキクリーナーで清掃します。
<元のプーリーと新品プーリー(台湾製)>
新品プーリーも加工時の油が付着している可能性があるので取り付け前にブレーキクリーナーで清掃を。
なお、古いプーリーは保守部品として保管。
※純正プーリーと比べると、中心部の形状が少し違いますが問題無く使用できてます。
<ドライブフェイスを汚れが無くなるまで清掃>
中心部が腐食?していたので紙ヤスリで磨き、ブレーキクリーナーで清掃した。
10 ケース内には、たくさんのベルトのカスが散乱していますのでブロワーまたは、自転車の空気入れで吹き飛ばします。
また、ブレーキクリーナーを活用しながら、ぼろ切れでキレイに汚れを拭き取ります。
<清掃前>
<清掃後>
※カバーの内側も清掃しておきます。
11 ベルトを交換します。
国産のベルトです。過去に同一メーカーのベルトで交換したスクーターがありますが、6000km使用後も安定した駆動ができています。こちらも油脂厳禁となります。
<新品国産ベルト 1580円>
ヤフオクにて購入しました。
GRONDEMENT(グロンドマン) 日本製ドライブVベルト ライブディオ(AF34AF35) スーパーディオ(AF27) タクト ジョルノ
- 出版社/メーカー: グロンドマン(GRONDEMENT)
- 発売日: 2013/03/18
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クラッチを戻し、ベルトを引っ掛けます。引き続き、プーリーをハメてベルトを引っ掛けます。この商品は取り付け方向の指定(矢印)が無いのでベルトに印刷された文字が読める向きで取り付けました。プーリーとランププレートがバラバラにならないように手で押さえながらシャフトにハメます。
ドライブフェイスをハメます。この段階で、一度、ベルトを握り、クラッチにハメこみます。
12 ここからは、トルクレンチで作業します。
クラッチ側(後ろタイヤ側)のナットを締めます。時計回りでトルクは、4kgf/mです。
引き続き、プーリー側(エンジン側)のナットを締めます。時計回りでトルクは、6kgf/mです。車体が少し浮くぐらいの力となります。
トルクレンチは、適性トルクでカチッと音がします。何回もやるとキツく締まることになるのでご注意を!
※上記の締め付けトルクは、ホンダのバイクのコールセンターが教えてくれました。古いスクーターなのに、親切丁寧に教えてくれてありがとうございましたm(_ _)m
13 この段階で、再度、ベルトを握り、クラッチにベルトを食い込ませます。
※撮影忘れのため使い回しの写真です。ナットが付いてると想定してください。
14 セルモーターギアを元の位置に戻し、プーリー側のカバーを取り付けます。
クラッチ側のカバーを取り付ける前に、エンジンをかけて、駆動状況を確認します。
アイドリングで後ろタイヤがゆっくり回り、軽くアクセルを回すと後ろタイヤが軽く早く回ることを確認します。なお、カバーが開いた状態ですので、ケガをしないように!
15 クラッチ側のカバーを取り付けます。
エアクリーナーのボルトも忘れずに。
16 試走行します。
私はベルト交換後20kmくらい15km程度の低速で走行するようにしています。ネットでは、急加速をしばらくやらなければ、普通に使ってよいという意見もあるようです。(アクセルを控えめにするということです)
問題無く走行できることが確認できれば作業終了です!
今回は、プーリー側のカバーを取るのに時間がかかり、合計3時間の作業でした(>人<;)
5-AF24ジョルノのエアクリーナー交換
スピードメーターケーブルの交換が無事に終了した原付スクーターのジョルノ、次はエアクリーナーを交換します。
①エアクリーナーのカバーを外します。
ネジは5本で固定されており、内3本は目視できる場所にありますのでドライバーで外します。
残り2本のネジは、車体にある穴にドライバーを差し込み外します。
②ネジが外れたらカバーを外します。
③交換前のエアクリーナー。
ひどい痛みはありませんでしたが、エアクリーナーは安価なので交換しておきます。
④古いエアクリーナーを外したら、中を簡単に清掃します。
すぐ横にキャブレターがあるので、埃やゴミが入らないよう細心の注意が必要です。(キャブレターにゴミが入るとエンジンの不調に直結します。)
⑤新しいエアクリーナーを取り付けます
純正のエアクリーナーを準備します。
エアクリーナーは、湿式で最初からオイルが染み込んでいますが、自前のエンジンオイルを少しだけ追加しました。オイルが染み込みすぎないよう、しっかりと絞っておきます。エンジンオイルは有害ですのでビニール手袋着用をお忘れなく。
その後、溝やネジ穴が合うようにエアクリーナーをはめ込みます。
⑥最後にカバーを戻して作業完了!
4-AF24ジョルノのスピードメーターケーブル交換
先日、ホンダの原付スクーター「ジョルノ」AF24を職場の先輩から譲っていただきました。
このスクーターは、1997年に発売されており、20年越えですが外観の痛みは少ない状況です。
パッと見でわかる問題点は前輪の劣化とスピードメーターが動作しないことです。
他にも20年間メンテナンスされてない部分がありそうですが、今回はスピードメーターの修理を行います。
①動かないスピードメーター
考えられる原因としては、スピードメーターケーブル・スピードメーター自体・ホイール部分のスピードメーター用ギア、いずれかの破損です。
大半は、ケーブルが切れており、その交換で修理完了となりますが、スピードメーター自体が破損している場合は、中古品などで交換、スピードメーター用ギアが破損している場合は、中古ホイールで交換するか、中をバラす必要がありめんどくさそうです。
部品を注文する前に、軽く解体してケーブルがクルクル回るか事前に確認するのが好ましいと思われます。
私は事前確認が面倒だったので、ギャンブル的に純正のスピードメーターケーブルを注文しました。
※ホンダ純正は、44830-GAM-690です。ヤフオクにて購入。アマゾンでは見当たらず(>人<;)同等品もあるようです。
※2018.10追記
アマゾンで取り扱い追加
②ホイールにあるビス1本を外すとスピードメーターケーブルを取り出せます。
スピードメーターケーブルは、ホイール付近での断線が多いように思います。
今回もホイール付近でケーブルの破損が確認できました。
③全面パネルを外します。ネジ3本で固定されています。
④ヘッドライトを外すため、ヘッドライト真下にあるネジを取ります。
ヘッドライトを囲う枠を外します。上側にツメがあります。
ヘッドライトは、車体を正面から見ると、左側にO型、右側に逆U型の溝があり、そこにライトから伸びる棒状のもので固定されています。
<左側〜O型>
<右側〜逆U型>
ライトを手で持ち、右側を下にスライドさせ、左側に刺さっている棒を引き抜く感じとなります。
無理やり手前に引っ張ると破損するので注意が必要です。
⑤スピードメーター付近のカバーを少し浮かせるため、左右のネジ2本ずつ外します。
ウインカー付近にツメがありますので、割らないように外し、少しだけ上側カバーを少しだけ引き上げて作業空間を広くします。
⑥ケーブルの取り回しを確認しておき、同じルートで新しいケーブルを取り付けます。
取り回しを誤ると他のケーブル類に影響が出る可能性がありますので注意が必要です。事前にスマホ等でルートを撮影しておくと安心です。
⑦スピードメーターケーブルは、スピードメーター自体にネジで固定されているのでラジオペンチ等で外し、古いケーブルを外します。
作業空間が狭いですが、じっくり作業します。
⑧同じ取り回しで新しいケーブルを取り付けます。狭い場所ばかりです...。
ケーブルを痛めないよう注意します。今回は、先にホイールへケーブルを取り付け、その後、タイヤ側からスピードメーター自体に向かってケーブルを取り回しました。
スピードメーターケーブルとホイール側を接続する際は、切り欠きが合うように差し込み、ネジで固定します。
⑨スピードメーター自体にケーブルを固定します。
両手の人差し指をヘッドライトの外した場所から突っ込みまわします。締め上げは、ラジオペンチにて。キツく締めすぎないように!ただし、緩いと走行振動で外れます(>人<;)
⑩タイヤを手で回して動作確認を行い、メーターが動けば完成!
3-原付スクーター「ヴェルデ」にタコメーターを!
2016年の話になりますが、amazonにて、バイク用のタコメーターを920円という破格で見つけたので購入しました!
※現在は、多少値上がりしてますが1000円ちょいです。
私が愛用している原付スクーター「ヴェルデ」に取り付けてみましたのでご紹介いたします。
ちなみにヴェルデは、2ストのエンジンです。
①タコメーターの外箱
②タコメーターの外観
③タコメーターの配線
赤線ギボシ無しイルミプラス、
黒線ギボシ無しイルミマイナス、
黒線ギボシ有りメーター電源プラス、
緑線ギボシ有り電源マイナス、
黒黄色が信号線でした。
※ロッド?により配線色と機能が違うようです・・。
④イルミネーションの消費電流は38mA。
⑤イグニッションから信号を取ります。
⑥エンジンからハンドルへ配線します。
※メーター用電源は、パネルメーターから分岐して配線。
⑥メーターは、エンジンキーの反対側に設置。
⑦イタズラ防止のため、カモフラージュのフタを付けた。
100円ショップで蝶番と磁石、お茶用のフタを購入し、
開閉式で開いてる時は磁石で固定されるように加工。
タコメーターは、1000回転くらい高い表示ですが、値段が値段なのでokでしょう。
数値を読む時は常に▲1000で読みますf^_^;
アイドルで1000回転、フルアクセルで6000回転になります。
ギアチェンジの無いスクーターですが、
運転中に眺めると、なかなかおもしろいですよ!
2-ノアAZR65系ハイマウントテールランプのLED修理
先日、ディーラーにマイカー(ノアAZR65)を6ヶ月点検に出しました。
6ヶ月点検をほとんど無意味と感じてる私ですが、「どうせ何も異常無いだろ」と思っていたら、整備士さんから「テールランプのLEDが1つ球切れしているので見積もりです」って言われて金額を見ると、合計13000円!しかも、部品取り寄せの準備まで話を進めようとしていました。
→テールランプは、車の後ろで真ん中に付いている赤色ランプです。最近は、このランプを取り付けるよう義務化?しているみたいです。出始めは、電球でしたが、最近は、LEDが主流です。
整備士さん曰く、直さないと車検はNG、警察から指摘される可能性もあるって話でした。
LEDの球切れと言えば、過電流か長時間点灯による老朽化?が頭をよぎりましたが、LED単品の価格がわかる私にとっては、13000円はありえない話。そこで、整備士さんには検討しますって回答しました。
ちなみに、こんな感じで9個のLEDのうち右から4番目のLED1個が球切れ・・。
帰宅し、早速分解をはじめることにしました。
①トランクを開けて、カバーを取る。
カバーは、手で強めにスライドさせるように。
コネクタを外します。ツメを壊さないように力一杯?下げるのがポイント。
ネジは、左右2ヶ所です。ネジが取れると本体が落ちるので注意!
テールランプが外れた様子
②はずしたテールランプです。メーカーは、バルブで有名なkoitoでした。
回路は、逆流防止ダイオードがあり、その後、抵抗が39Ω+19.5Ω(39Ωの並列)、その先に3個並列LED構成が3個直列につながる簡単な仕組みです。
途中でLEDが1個切れても他のLEDが消えることはありませんが、残り2個のLEDに電流が多く流れるため負荷がかかり破損する可能性があります。
LEDの発光側に光を拡散するレンズが付いています。レンズは、ツメ2ヶ所で固定されており手で簡単に外れます。
③点灯しないLEDを確認
点灯しないLEDは、半田付けに問題無かったので接触不良ではありません。
過電流が流れた際に見られるコゲもありません。
あくまでも予想ですが、経年劣化による樹脂(プラスチック?)自体の破損に見えます。
④今回、代替で用意したfluxLED(62円)
札幌の電子部品屋さんで購入しました。
<参考>
下記商品は、順方向電流IFが30mAなので適切な部品ではありませんが、あくまでイメージとして参照ください。(基盤では、12Vで30mA、13.8Vで40mA流れますので実際購入する際はIFが50mA以上の商品が良いかと・・・)
⑤不良LEDをニッパーで切り取り
⑥新品LEDと不良LEDの写真
⑦極性に注意し、新品LEDをハンダ付けする。
LEDの発光方向あるレンズとの位置関係に注意!
⑧点灯確認
⑨ノアに取り付けて点灯確認
修理箇所(右から4番目)は、気持ち?暗いように感じますが、かなり気にして見ないとわからないレベルです。
赤色で切れ目なく点灯しているので、無事に修理完了!
めでたしめでたし。